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2012年12月11日 (火)

オンラインとマルチプレイ

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今回の内容は、前の記事と ちょっとつながりがある。

オンラインゲームの特徴といえば
”見知らぬ相手とコミュニケーションできる事”だけど、
その特徴とは両立しがたい もう一つの特徴がある。

この”もう一つの特徴”を説明するには、
コンピューターゲームが生まれる
遥か以前にまで遡って話を始めなければならない。

ゲームというのは大昔から、
マルチプレイ……つまり複数のプレイヤーで
一つのゲームをプレイするスタイルがメジャーである。
昔は通信手段があまり発達していなかったから、
一つのゲームを複数の人間が一緒にプレイするには
実際に集まるしかない。

もちろん、実際に人間が集まってするゲームは面白い。
面白さの理由の一つは、人間のプレイヤーの方が
基本的にコンピュータープレイヤーよりも賢い事だ。
といってもコレは、
マルチプレイの構造を持ったコンピューターゲームで
コンピュータープレイヤー相手にプレイできる様になった
現代人ならではの感覚だが。

もう一つは、もっと原始的な
他プレイヤーとのコミュニケーションの面白さがある事だ。
人間ってのは本当に人間が好きで好きで
他人が気になって仕方ない生き物だ。
(もちろん、確率によって おいらみたいな
 極端に人間に対する関心の低い個体も発生するが。)

だから、
プレイ内容 及び プレイ中の表情や言動によって
他プレイヤー(他人)を知る事ができる(と思える)事に
快感を感じるのである。
(マルチプレイであっても、他プレイヤーの表情や言動を
 確認しながらプレイできないオンラインゲームでは、
 この要素はある程度薄まる。)

しかし、
”他人とコミュニケーションできる状態でプレイする”
というのは、多大なリスクと共にあるものだ。

なぜなら、ゲームの盤上で勝てない時に
ゲームの外で
相手プレイヤーを攻撃する事ができるからである。

負けそうになったから……あるいは 負かされたから
相手プレイヤーを怪我させた or 殺した
(つまり、ゲームをプレイできない様にした)とか、
体面を守る為・利益を得る為等の理由で
権力や暴力や人質を使って脅したり、買収したりして
プレイヤーに八百長をさせる とか、
そんな事が大昔から現在に至るまで
あらゆるゲームで何度も起きている。

純粋にゲームを楽しみたいと思っている人間は、
ずっとこの
”ゲーム外の人間関係や利害関係が
 ゲームプレイに悪影響を与える”
事に
悩まされてきた。
いくら禁止しても警戒体制を整えても、
こういう事をする様な連中は
こういう事のノウハウを持っている事が多いから、
特定の誰かを狙える
(参加者が分かる)構造のゲームでは
防ぐ事ができないからだ。
これは、プレイヤーを個別に認識できる
コミュニケーションありきの設計になっている
オンラインゲームでも変わらない。

しかし、
なぜオンゲでプレイヤーの識別が可能なのか?
というと、それは
「わざわざ分かる様に作られているから」である。
(もちろん、アカウントの乗っ取りや
 なりすまし等が可能なので
 表示は100%信頼できるものではないのだが、
 攻撃する側にとっては そんな事はあまり関係ない。
 ただ狙いを定められれば、
 その時それが狙っていた相手だろうが別人だろうが
 攻撃に移る事はできるからだ。)

匿名掲示板の様に表示しない作りになっていれば、
一部の技術を持っている犯罪者くらいしか
プレイヤーを
特定の個として認識できなくなる筈だし、
更に コミュニケーションできる機能も付けなければ、
簡単には ゲーム外を含むコミュニケーションを
とれない筈である。

もったいない!
歴史は遡れば遡るほどあやふやになるので
人間がゲームを楽しんできた歴史が
数千年に及ぶのか
数万年に及ぶのか分からないが、
純粋にゲームを楽しみたいと思っていた人間が
ずっと夢見続けていた
ゲームの盤上だけで勝負できるゲームが、
インターネットによって
ようやく実現できそうになったというのに、
コミュニケーションの魅力に気を取られ過ぎて
もう一つの可能性は ほとんど忘れられている。

また、
最近は ネットでのコミュニケーションに対する
反感が強まっている。
これは一気に普及した時によく見られる
変化に対する不安からくる反感とは質が違い、
実際に被害に遭った人間が
増えた事により強まった反感なので、
コミュニケーション主体のコンテンツが
世に溢れている限り、このまま
ユーザーを二分するくらいまで増大していくだろう。
この、これから増えていく
ネットでのコミュニケーションを嫌うユーザー達を
オンゲにつなぎ止め、
コミュニケーションしたいユーザー達と
棲み分けする為にも、
コミュニケーションを排除し
人間がゲームの盤上だけに集中できるオンゲも
作るべきだろう。

更に、オンゲのコミュニケーションを無くせば
可能になる事というのもある。

たとえば、
プレイヤー同士のコミュニケーションが全くできなくて、
プレロールドキャラクター(制作者が設定したキャラ)
の中から
操作するキャラを選んでプレイするオンゲなら、
まるでスタンドアローンの
ソロプレイRPG or ADVの様な一本道ゲームを、
生きた
(自立した)キャラ達と協力してプレイする
という事も可能だ。
(キャラの設定から外れる様な行動(発言を含む)
 とらせる事はできない様にして、
 キャラの中の人をしてるプレイヤー名を
 表示しなければ、
 攻略途中で中の人が換わっても、
 他のプレイヤーからは
 そのキャラの調子が良くなった・悪くなった
 というくらいの変化にしか感じられない筈なので、
 ログインの度に
 ストーリーの進行度が同じで別キャラを選んだ
 プレイヤー同士をマッチングさせれば、
 ソロプレイゲーム並に
 自分のペースで攻略できるけど、
 ちゃんと生きている仲間キャラ達と
 一緒に冒険できるゲームになる。)

.
  ~プリンセスメーカーオンライン へ~

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